任天堂が同社公式YouTubeチャンネル上で公開した動画『Nintendo Switch 2 搭載のカスタムプロセッサーについて [Creator's Voice 特別編]』の中に、Nintendo Switch 2に搭載されるプロセッサを供給するNVIDIAからCEOのジェンスン・フアン氏が登場している。

  • 任天堂公式YouTubeにNVIDIA CEOのジェンスン・フアン氏が登場、Switch 2搭載チップ開発は“1,000人年”を投入

任天堂は投入予定の次期携帯ゲーム機「Nintendo Switch 2」にNVIDIA製カスタムプロセッサを搭載する。これを受けて[Creator's Voice 特別編]と題された動画にジェンスン・フアン氏が登場。亡くなった任天堂の岩田氏を偲びながらSwitch 2の発売を祝福するという内容で、NVIDIAがこの次期モデルにかけてきた思いを表現した。開発には1,000人年(1人が1年稼働するリソース×1,000)が投入されたとしており、フルレイトレーシングのような高度なグラフィックスと互換性をサポートするアーキテクチャを実現したという。

ちなみに、Nintendo Switch 2が搭載するのはNVIDIA「T239」チップ。8個のARM Cortex-A78Cコアと4MBのL2キャッシュ、LPDDR5X 12GBメモリ、1,536個のNVIDIA Ampere CUDAコアを統合しており、NVIDIA DLSSによるアップスケーリング機能も内部的に利用されている。

2025年6月4日追記:記事初出時500人年としておりましたが、正しくは1,000人年でした。お詫びして訂正いたします。