パナソニックは6月3日、夏のエアコン利用と熱中症対策についてのアンケート調査結果を発表した。同調査は、2025年5月12日〜19日の間、エアコンを所有している20~60代の男女514人を対象にインターネットで実施したもの。
例年、熱中症対策をしているかを聞いたところ、「積極的に対策している」(20%)「どちらかと言えば対策をしている」(47%)と、67%が対策をしている一方で、「まったく対策をしていない」(12%)、「どちらかと言えば対策していない」(21%)と、33%が対策をしていないと回答した。
熱中症対策を始めるタイミングを尋ねると、「7月」(40%)が最も多い結果に。しかし、近年は6月の熱中症搬送者数が増加傾向にあり、早めの熱中症対策が大切だという。
特に、湿度が上がる6月のこの時期に注意したいのが、「梅雨型熱中症」である。夏本番を迎える前の梅雨時期に起きやすい熱中症で、真夏ほどの気温でなくても湿度が高ければ起きやすく、風が弱い日にはさらに発症しやすくなる。室内での発生が多いのも特徴だという。
「梅雨型熱中症」の認知度を調べると、87%が理解していないことがわかった。
実際に自宅で自身や家族が「熱中症かもしれない」と感じた経験の有無について質問すると、51%が「経験がある」と回答した。
前項の質問で「熱中症かもしれないと感じたことがある」と回答した人に対し、エアコン冷房を使用していたかを聞くと、4割が「使用していなかった」と答えた。
エアコンを使用しなかった理由については、「電気代がかかるから」(36%)が最も多く、次いで「暑いと思わなかったから」(25%)、「冷えすぎるから」(21%)と続いた。