きょう20日に放送されるカンテレのバラエティ番組『千原ジュニアの座王』(毎週金曜24:45~ ※関西ローカル)では、同局の竹上萌奈アナウンサーがプレイヤーとして初参戦する。同番組で芸人以外がプレイヤーとして参戦するのは、初めてのことだ。
単独お笑いライブも盛況「大爆笑につぐ大爆笑」
カンテレ入社11年目で、『座王』では初回放送からアシスタントとして千原ジュニアの隣で芸人たちの回答を見続けてきた竹上アナ。昨年から番組内でアナウンサーにまつわる【大喜利】の回答を披露するようになり、ジュニアやバカリズムという大喜利の名手からその回答を絶賛されたこともあった。
そんな竹上アナは「つまらない人間のまま死ぬのなら、挑戦して死にたい」と『座王』プレイヤーに初挑戦。現役アナウンサー VS 9人のお笑い芸人という前代未聞のお笑いバトルを繰り広げる。
竹上アナは、収録の前日に『竹上萌奈の座王修行』と題した単独お笑いライブを開催。得意の【大喜利】はもちろん、【ギャグ】【モノボケ】【1分トーク】といった未経験のお題も予行演習を重ね、腕を磨いた。ライブには、女と男・市川とモンスターエンジン・西森がゲスト出演。ライブは指導役兼審査員を務めた西森に「すごかったですよ、大爆笑につぐ大爆笑」と言わしめるほどの盛況ぶりだった。
今回の放送では、その修行を目の当たりにしていた市川と西森が対戦相手として出場するほか、TKO・木本、すゑひろがりず(南條、三島)、ななまがり(森下、初瀬)、九条ジョー、カカロニ 栗谷という9人の芸人が参戦。竹上アナは、“笑いのプロたち”にひるむことなく「準備してきた分、叩きのめしたいと思います」と宣戦布告する。
いざ対戦に臨むと「やばすぎるって」(すゑひろがりず・三島)、「『座王』今日最終回にしましょう」(TKO・木本)、「誰か止めてくれ」(ななまがり・森下)と芸人たちから悲鳴が相次ぐ展開に…。
ミサイルマン岩部「パンドラの箱を開けてしまった」
なお、竹上アナの代役でアシスタントを担当するのは、ミサイルマン・岩部。番組初の100敗(通算99勝100敗)をしたことでジュニアから「竹上アナウンサーと交代」を命じられ、ジュニアの隣で竹上アナの戦いを見守っている。岩部は「普通、相手がウケると“やべえ”という顔になるじゃないですか。竹上さんは、誰かが爆笑を取ると“ニヤッ”とするんです。“もっとウケたい! もっとやれる!”とやる気スイッチが入るんでしょうね」と驚きを隠せない様子。「今回は神回になるでしょう。開けてはいけないパンドラの箱を開けてしまいました」と太鼓判を押した。
竹上アナに初参戦の感想を聞くと「収録の前日に『竹上萌奈の座王修行』というライブをさせていただいたのですが、お客さんを前にした緊張を一度経験していたので、収録のほうがリラックスできました。今までのアナウンサーの仕事の中で一番楽しかったです!」と大満足の様子。
これに対し、女と男・市川は「芸人の方が向いてますやん!」、モンスターエンジン・西森は「一番(多く)『座王』の答えを見てるから、こんなモンスターが生まれるんです。同じ回の『座王』に出るのを芸人はみんな嫌がると思います」と畏怖の表情で語っている。
コメント全文は、以下の通り。
――収録いかがでしたか?
竹上アナ:はじめてプレイヤーとして出演させていただきました。すごく楽しかったです。 収録の前日に『竹上萌奈の座王修行』というライブをさせていただいたのですが、お客さんを前にした緊張を一度経験していたので、収録の方がリラックスできました。
岩部:普通、相手がウケると「やべえ」という顔になるじゃないですか。竹上さんは、誰かが爆笑を取ると「ニヤッ」とするんです。「もっとウケたい!もっとやれる!」とやる気スイッチが入るんでしょうね。「楽しんでる!」と思いました。
竹上アナ:今までのアナウンサーの仕事の中で一番楽しかったです!
市川:芸人の方が向いてますやん!
西森:仕事の質が全然違うやん。これからアナウンス原稿を読むときに苦しくて仕方がなくなりますよ。
竹上アナ:その点で一つ問題があります。普段キャスターをしている『newsランナー』(毎週月~金曜日夕方4時50分~放送)サイドに、お笑いライブをやることは「トークショーをする」と言って出ました。そして『座王』にプレイヤーとして出ることは言っていないのです。ニュースキャスター業をクビになるかもしれません。
岩部:そうなったら、僕が『newsランナー』に出られるというトレードでいいですか?
竹上アナ:いやいや、どっちも頑張りたいので!
――岩部さんは今後どうなるのでしょうか。
岩部:「(プレイヤーに)戻してくれ!」と言い出すきっかけを忘れてしまったので、次また見たら竹上さんがプレイヤーとして出て俺が進行役になっているかもしれません…。なんで交互なんですか!俺も竹上さんと対戦したいです。俺の99勝の足跡をすべて見ていただきましたから。
西森:(竹上アナウンサーは)一番(多く)『座王』の答えを見てるから、こんなモンスターが生まれるんです。同じ回の『座王』に出るのを芸人はみんな嫌がると思います。
岩部:今回は神回になるでしょう。開けてはいけないパンドラの箱を開けてしまいました。
【編集部MEMO】
竹上萌奈アナは、自身の祖父母をモデルにした認知症めぐる夫婦の物語を戯曲にして執筆したり、脚本・監督・主演を務めるオリジナルドラマを制作したりと、多才ぶりを発揮している。
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