小さかった子どもが、気づいたら大学生に……! 子育てって本当にあっという間。大学生の息子2人を育てる、イラストレーター・よしだゆうこさんによる育児エッセイ漫画です。
息子2人、無事成人しました。
個性豊かな子どもたちだったので、将来どんな大人になるのかなあ…といろいろと想像していましたが、ごく普通の、どこにでもいる会社員と大学生になりました。
赤ちゃんの時は無限の可能性がありましたが、成長するにつれだんだんと可能性が絞られていく。大人になるって、選択肢が減ることでもありますからね。
親として、もっとがむしゃらになれば良かったのでは……と思うこともあるけれど、それもこれも子どもが選んだ人生。親子だけど、生まれた時から別の人間ですから、子どもの選択を尊重したい。それはずっと思っていたことです。
ただ、なにも考えてないなこれは?! という時はドサドサと提案しました。
母ちゃんを信じろ!! まかせとけ!! と……笑
なんも考えてないから「そうなん~?」とついてきた、そんな過去もありました。
そして、ごく普通のことなんだけど、道にゴミを捨てないとか、人にやさしくとか、家の中に虫が出てもなんとか捕まえて外に逃がすとか、そういう当たり前の倫理観は身につきました。息子たちの細かい性格のことはともかく、悪い人間ではないよ、ということには自信があります。
もうこれだけで子育ての大きな役目クリアじゃないですかね?
さらに、息子たちは子育てにネガティブなイメージがないらしい。
理由はなんか母ちゃんが楽しそうだから。
そりゃ、楽しいことばかりではなかったです。大変さもセットです。でも、大変なことが必ずしもネガティブではない、それが子育てだった。伝わっててよかった。
ごく普通のやさしい大人に育った2人。
勝手に育った気もしますが、私のおかげということにしておきましょうか!
というわけで、私の中では子育ては大成功です!