家計診断・相談サービス「オカネコ」を運営する400Fは、マイカー購入・維持に関する実態に関する調査結果を5月27日に発表した。調査は2025年5月16日〜5月18日の期間、全国の『オカネコ』ユーザー477名を対象に行われた。
はじめに、マイカーがあると回答した方は70.9%だった。年代別の所有率は、30代以下67.0%、40代61.9%、50代78.4%、60代以上74.8%と、全年代で所有率が半分を超える結果となった。
持っている車のボディタイプについては、「軽自動車」(36.1%)、「コンパクト/ハッチバック」(24.3%)、「SUV」(16.0%)の順に多い結果となった。
持っている車のエンジンタイプを尋ねると、「ガソリン」(74.0%)、「ハイブリッド」(31.4%)と続いた。
持っている車の購入時の状態は、「新車」が70.4%、「中古車」は36.1%という結果に。
また、マイカーの購入にかかった費用について質問すると、28.4%が「200万円以上300万円未満」と回答。次いで「100万円以上200万円未満」(22.5%)が続き、平均購入金額は約268万円ということが明らかになった。
マイカーを購入するにあたり、家計の状況に対して不安があったか聞くと、「不安があった(すごく不安+どちらかというと不安)」と回答したのは40.0%となった。
不安があった上で購入に至ったきっかけについては、「移動手段として、車が必ず必要だから」(52.6%)、「予算を捻出したから」(34.1%)、「中古車等で希望価格に合う車を見つけたから」「ライフスタイルの変化(就職・転職・結婚・出産等)で、車が必ず必要だから」(20.0%)といった回答から順に多くあがり、必要に迫られマイカーを検討する中で、家計状況を鑑みながら工夫を凝らし購入へと繋げていることが伺える。
マイカーの想定予算と実際の購入費に違いはあったかと尋ねると、「高くなった」が51.5%(1万円以上10万円未満8.9%、10万円以上50万円未満21.0%、50万円以上100万円未満10.4%、100万円以上200万円未満3.6%、200万円以上300万円未満4.4%、300万円以上3.2%)と、予算オーバーでマイカーを購入した人が半数以上であることがわかった。
その理由について、「車両価格の予算設定が甘かったから」「こだわり(カスタマイズ等)を増やした/減らしたから」(30.6%)、「維持費(税金・保険料・車検代・ガソリン代・駐車場代・メンテナンス費用等)の予算設定が甘かったから」(19.0%)といった回答が順に多かった。
そのほか、車の維持費で特に負担に感じるものについては、「ガソリン代」(55.9%)が1位に。次いで「車検代」(54.4%)、「税金(自動車税・自動車重量税)」(53.5%)が続いた。