Tech Transparency Project(以下、TTP)は6月12日(米国時間)、「TTP - Spot Check: Apple and Google Still Have a Chinese VPN Problem」において、AppleおよびGoogleの公式ストアが中国企業の仮想プライベートネットワーク(VPN: Virtual Private Network)アプリを提供していると報じた。
これは、4月に報じた一部のVPNアプリが中国経由でトラフィックをルーティングしている問題の続報となる(参考:「iPhoneの人気VPNアプリが中国にトラフィック送信 | TECH+(テックプラス)」)。
Appleは一部アプリを削除、Googleは対応せず
TTPの調査によると、AppleおよびGoogleはこれらVPNアプリから利益を得ている疑いがあり、米国民のプライバシーと国家安全保障の脅威になっているという。これらVPNアプリは中国企業所有であることを隠し、秘密裏にトラフィックを中国政府と共有している可能性があるとみられる。