「ナウル共和国の台座」とは大阪・関西万博のナウル共和国のパビリオン内にある、直径約1.5メートル、高さ約80センチの白い円柱だ。なにかを展示する台座のように見えるが、万博開催当初、そこには何も置かれておらず、万博を訪れた人が「この台座は何なのか」と疑問に思うポストをし、そのユルさがウケたのかバズりにバズった。

この正体についてはX上でさまざまな大喜利がなされた。そして5月11日の「FNNプライムオンライン」によれば、パビリオンなどを担当する広報をして、「何なんですかね、私もなんか最初から置いてあるなと思ってたんですけど、不思議に思っています」とのこと。つまり、いまだ謎なのだ。

ただ5月22日〜6月1日には、砂で作られたミャクミャクさまと、「JOIN US」の砂文字が……。これに「ついに台座に、ナウルの砂を持ってきたのか」とXが沸き立ったが、ナウルアカウントの中の人によれば「鳥取の砂です」とバッサリ……。多くのユーザーが脱力する羽目となった。

だが実はこれは鳥取県庁とナウル共和国との正式なコラボ。鳥取県とナウル共和国のフォロワー数がほぼ同じに達したとのことで、Xの「とっとり発!大阪・関西万博便(鳥取県公式)」(@tottori_banpak)が5月22日、「【緊急 知事コメント】台座展示に困っておられると聞き、鳥取の手の者を使って、共に砂でアピールする「すなうる共和国連合」を結成しているご縁で、砂のミャクミャクをお届けしました。1,000粒程の砂粒でできてますので、これを加えればフォロワー数は鳥取県に並びます。 砂でスナがるご縁でスナ」とポストがされており、この台座を目当てにナウル共和国のパビリオンを訪れる人も多いという。